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Google公式Twitterアカウントで見つけたコアアルゴリズムの更新って何だ?webマーケをする起業家も経営者も必見!

  • 執筆者の写真: 松本 啓嗣
    松本 啓嗣
  • 2018年3月16日
  • 読了時間: 6分

今年(2018年)3月13日、GoogleのTwitter公式アカウントでコアアルゴリズを更新したことを発表しました。そこで、今回の更新は一体どんなもので、どんな影響があるのか、GoogleのTwitterアカウントでの投稿内容を読み取ってみます。今、コンテンツマーケティングがブーム化して、ウェブにはコンテンツが氾濫しています。ただでさえ成果の出にくにコンテンツマーケティングをさらに難しくしてます。今回のアップデートは、これまでの業者主導のコンテンツマーケティングに、Googleが警鐘を鳴らしているようにも見えます。一体、どんな影響があるのでしょうか?

主な内容

  • 業者主導のコンテンツマーケティングが引き起こす副作用

  • Googleは今の業者主導のコンテンツマーケティングを健全とは捉えていない!?

◇◇◇◇◇◇◇

■業者主導のコンテンツマーケティングが引き起こす副作用

ウェブ担当者やウェブマーケターでなくても、ウェブマーケティングを行う起業家や経営者であれば、やはり気になるのが、検索エンジンでの表示順位ですね。狙ったキーワードで上位表示される、されないで、集客に天と地の差ができてしまいます。

特に昨今、コンテンツマーケティングのブーム化のような現象で、多くのウェブ制作会社やウェブマーケティングの業者がコンテンツマーケテイングを商材にして売り込んでいるため、ウェブにはコンテンツが氾濫し、ただでさえ成果が出づらく時間がかかるコンテンツマーケティングを、さらに困難なものにしています。こんな状態が続くと、上位表示なんて無理じゃないか、とさえ思ってしまいます。

また、利用者にとっても利便性が悪くなります。何かを探すためにキーワードで検索を掛けると、そこには似たようなコンテンツがズラリと並び、どれが自分が探しているものに最もマッチするのかわかりません。また、上位表示されているサイトが、必ずしも自分の探し物にマッチするものではなかったり、場合によっては、あまり役に立たない質の低いコンテンツであることもあります。

こんな状況は、良質なコンテンツを提供するサイト運営者側にとってもよくありません。何とかならないかと、さらにSEOに時間をかけ工夫してみますが、あまり改善されません。困った状況です。

同様な嘆きは、アメリカや世界の他の国々でもあるようです。コンテンツ戦国時代・・・というより、コンテンツ無法地帯とでもいうべきでしょうか。今、ウェブは良くも悪くもコンテンツが氾濫する「コンテンツ無法地帯」化しています。

Googleにも何とかしてもらいたい・・・そう、思っている人も多いのではないでしょうか?

■Googleは今の業者主導のコンテンツマーケティングを健全とは捉えていない!?

もちろん、Googleも、コンテンツの氾濫、コンテンツの無法地帯化が、検索エンジンの利用者やコンテンツ配信するサイト運営者の利便性を損なう、悪しき状況になっていると認識しているようです。利用者が、より快適ににストレスなく探しているコンテンツに行きつくことは、Googleにとっても重要なことです。

それが理由かどうかは定かではありませんが、去る3月13日、Googleは、公式Twitterアカウントで、コアアルゴリズムを更新したことを発表しています。以下がその時の投稿です。


これを読む限りでは、メジャーなアップデートではなく、定期的に行われる更新の一環と思われます。ただし、Twitterの公式アカウントでわざわざ発表しているのには、Googleなりの狙いもあるようです。

今回のアップデートについて、簡単に説明を加えます。

  • コアアルゴリズム

2016年、それまで手動で行っていたパンダアップデートの更新を自動化したものと言われています。Googleの見解には若干の違いがあるようですが、概ねこの理解で間違いなさそうです。

  • 広範囲に影響がでる更新

"Each day, Google usually releases one or more changes designed to improve our results. Some are focused around specific improvements. Some are broad changes. Last week, we released a broad core algorithm update. We do these routinely several times per year...."

Googleでは、日々、1回以上何等かの更新を行っていて、それらには、大きく、特定の何かを改善するものや、あるいは、もっと広範に時間をかけて検索エンジンをよりよくするための、2つの更新があるようです。今回の更新は、広範囲に影響を与えるもので、Googleではこうした更新を年に数回行っているようです。

  • 過小評価されていたサイトを再評価している

"As with any update, some sites may note drops or gains. There’s nothing wrong with pages that may now perform less well. Instead, it’s that changes to our systems are benefiting pages that were previously under-rewarded...."

実は今回の更新で、実際に検索表示順位にも影響が出ています。結果的に順位が下がるサイトもあれば、上がるサイトもあります。Googleは、仮に順位が下がったとしても、それはサイトの評価が下がったのではなく、これまで過小評価されていたサイトが、よりプラス評価を受けただけと言っています。

  • 良質なコンテンツを出し続けるだけ

"There’s no “fix” for pages that may perform less well other than to remain focused on building great content. Over time, it may be that your content may rise relative to other pages."

とは言え、実際に検索順位が下がるのはよろしくありません。しかし、Googleはこの事についてもこんなアドバイスをしています。「今回のアルゴリズムの更新でページの検索順位が下がったとしても、良いコンテンツを作成し公開し続けること以外、特に何もする必要はありません。そうすることで、時間の経過と共に、他のページより相対的にプラス評価を受け、検索順位が上がるかもしれません」。

マーケの得ダネの見立てですが、やはり、Googleには、「今のコンテンツの氾濫、無法地帯化を何とかしたいという強い思いがある」のだと見ています。ただ、これまでも何度もあったように、Googleが何かをすると、すぐにSEOの専門家などが過剰に反応します。

「Googleがああした、こうした」、「これが上位表示させるための新たな正しいSEOだ」など、煽られる傾向にあるのも確かです。SEOをビジネスにし、SEOで稼ぐ業者がいるからです。Googleは、この状況をあまり「良し」とは見ていないようです。

そこで、今回のコアアルゴリズムのアップデートを認めつつも、「あまりテクニックに走らないでね」、「良質なコンテンツを配信し続けることだけに心掛けてね」と、あえて釘を刺しているようにも見えます。

今のところ、今回のアップデートについて、大きく反応している業者はあまりいないようです。しかし、これまでのようにキーワードの選定にこだわり過ぎたり、あまりテクニカルな手法としてSEO対策を行っていると、今後はサイトの順位が下がっていくこともありそうです。

どうも Google は、今の "業者主導のコンテンツマーケティング" を健全な状態とは捉えていないのではないでしょうか?

「コンテンツマーケティングと称して検索上位表示を売り物にするSEO」に警鐘を鳴らしているようにも見えるのです。いずれにせ、いいコンテンツを配信し続け、Googleに正当に評価されることを信じるしかないのかもしれません。



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